今日はホーチミンの足跡を巡ります
今日は、ハノイ大学日本語クラブのベトナム人の友達たちが、ホーチミンに関係する史跡をガイドしたいと言ってきたので、案内してもらうことにしました。
ホーチミンといえば、ベトナム独立の指導者。ベトナム国民にとって、かけがえのないヒーローです。
ベトナム人はみんな大好きです。
今日はそんなホーチミンの博物館や、実際に住んでいた家、お墓などを巡ります。
前に、バックパッカーできた時に博物館には来てますが、他は初めてなので楽しみです。
ベトナムを共産主義にした男。ベトナムを独立へ導いた男。戦争でボロボロになったベトナムを立て直す基礎を築いた男。そんなイメージのホーチミンですが、実際はどうだったのでしょうか。
それでは、巡っていきます。
ホーチミンのお家にお邪魔します
はじめは、ホーチミンが住んでいたというお家から巡っていくことになりました。
と、その前に途中にあるお寺に寄っていきました。

なんかよくわからないお寺です。入口が小さいですね。ベトナム人サイズです。
巨人の僕にはちょっと小さすぎる入口でした。
書いてある文字が古いベトナム語なので、古いお寺なんでしょう。ベトナム語は昔は漢字のような文字でした。中国語が語源になってます。
しかし、フランスの植民地下での政策により、文字がラテン文字風になってしまったんですね。だから、今はアルファベットに発音記号の文字になったのです。そうやって、ベトナムにいれば、文字を見るだけでも実はフランスの植民地時代の影響を感じることができるんですね。
この門をくぐり抜けて少し進むと、たくさんの仏像が並んでいました。

おお〜結構豪華。
「これからも、幸せで楽しく健康でやっていけますように」ってお祈りしました。
ここで、おもしろいのが何にお祈りしてるかわからんけどお祈りしているってとこですよね。日本人ってそういうとこあると思います。
神社とかにいってもみんなよくお祈りするじゃないですか、お寺とかでも仏像があればお祈りする。でも、自分たちが何に対してお祈りしているのかはちゃんとわかってない。
とりあえずお祈りしてる。
これって、よく考えたらめちゃくちゃ気持ち悪いですよね。
ムスリムだったら、アッラーにお祈りするし、クリスチャンだったらもちろんイエスにお祈りをする。僕たちは何に祈ってるんでしょうか?
神?何の神??仏?何の仏??
まあ、そんなちっちゃいことは気にしないのが日本人です。とりあえず、すごい力持ってそうやから、お祈りしとく。まあそんな感じでしょ。
僕はそんな感じです。心さえこもってたら、それでいいんんじゃないかな?ちゃんと助けてくれるでしょ!!
てことで、よくわからない仏像様たち、僕にご加護をくださいね!!
このお寺の名前は「一柱寺」です。有名なので、ぜひ訪れて見てください!
そして、しばらく歩いてホーチミンの家に到着。
にしても、今日は日曜日なこともあり、観光客はめっちゃ多いです。特にチャイニーズ。ほんまこの人たちは、どこにでも大量におるよな。絶対に群れてる。1人か2人で行動してるチャイニーズは見たことない気がします。日本でも。
チャイニーズは旅行は大人数でする文化なんですかね?ふと、そんなことを思いました。

ホーチミンの家の一階。会議室みたいな感じかな?
実際の家もこんな吹きさらしやったんかな。多分、観光用に改築したんじゃないかなあ、とか思ったり、思わなかったり、ラジバンダリ。

二階へ登ると、ホーチミンの個室的なのがありました。
結構いい感じの雰囲気の家に住んでますよね。さすが、最高指導者。ええ暮らししてますね〜。
その近くには、ホーチミンの所有していた車たちが展示されていました。

めちゃ高そうなかっこいい車乗ってるやん。
なんか、古い時代の良き車。こういう車めっちゃいいですね。かっこいい。
こういう車運転してみたいな〜
にしても、ホーチミンは結構贅沢してたみたいですね。知らんけど。暮らしぶりを見る限りは豪華です。彼の活躍したのが、1960年とかそこらだと思うので、その時代のベトナムでこれだけの暮らしをしていたらなかなかのもんだと思います。
同じ最高指導者、英雄でもガンディーとはまた違うのかなあ、とか思ったり、思わなかったり、ラジバンダリ。
ホーチミンの家はさっきのお寺から歩いてすぐの場所にあります。
ホーチミンの博物館を探索
お家を見終わった後は、ホーチミンの博物館へ向かいました。その途中で、彼のお墓があったので、寄っていきました。

すごい立派なお墓。
なんか、本当は中に入れるらしいのですが、今は修繕工事中とかで入れなかったです。
にしても、あの入口に立っている兵士たちがすごいですね。あの、ピシッと直立不動のまま一切動きません。何時間くらいで交代制なんでしょう。
僕は知っています。直立し続けることがえげつないほどしんどいということを。野球部の頃、監督のクソ長い話を直立で聞かされたことがなんどもあって、死にそうになっていたので。本当にしんどいです。
やっぱり、軍隊の兵士ってすごいですね。精神力も体力も。
12月くらいに工事が終わるらしいので、終わったらまた行ってみたいな〜。
しばらく歩いてホーチミンの博物館に到着。

すげえ。めっちゃ豪華。ベトナム国旗がなびいてる。
壮観な外観ですね。
まあ、中に入ったことあるからここはそんなに楽しみじゃない。笑
てか、展示物の説明が全部英語(ベトナム語も)だから読むの疲れるんだよな〜
それで、前回はめんどくさがって説明を読まずに適当に見て帰ったので、今日はしっかりと読んで、ベトナムとホーチミンについて学ぼうと思います。
それでは、レッツゴー!!
中へ入ると、はじめに展示されていたのは、ベトナム戦争についての展示です。兵士たちの戦争後の人生や、戦争に関する展示がされていました。
とりあえず、片っ端から読んでいきました。
まあ、なんかね、戦争の生々しさとか悲惨さはすごく伝わりました。そして、戦争が終わり立ち直った、兵士たちの強さも。
でも、なんか読んでいて感じたのは、すごい共産主義のプロパガンダ臭がすごいなということです。なにか、洗脳的なものを感じてしまう展示でした。
というのも、展示を見ていて、自分自身が泣きそうになってて、ハッとしたんですね。
これちょっと危ないって。
なにか、これを鵜呑みにして受け取るのは少し危険だなと。もう少し、他の事実も交えながら歴史を見ないと、と思いました。これは、あくまで今の政府が作ったものなんでね。
あくまで、1つの見方の歴史としてこの後の展示も見ていこうとこの時点で決心しました。ここで、そのことに気づけてよかったなと思います・・・

でっかいホーチミンさんがいました。
この写真ちょっと伝わりにくいですね、くそ。
多分これ、ウルトラマンの4分の1くらいはありますかね。めっちゃでかい。
それだけ、偉大な人ってことですね。すげええ。
その後も、ホーチミンに関する展示を読んでたら、まじでこの人率直にすげえってなりました。
さすが、ベトナムの英雄だなと。
まあ、そう思わせるための博物館だなとも同時に思いました。
この人が本当にどういうことをした人なのか、どこまでが事実なのか、そういったことも自分で調べてみて、本当のホーチミンを知りたいです。
それでこそ、彼のことを本当に知ったといえるし、それでも尊敬できると思えたとき、本当に彼のことを尊敬しているといえるのだと思います。
そんな感じの、どっぷり共産主義の博物館でもありました。
そうやっていろんな視点から見てみると、色々とおもしろい( interesting)博物館だと思うので、ぜひ行ってみる価値はあると思いますよ。
ホーチミン博物館はここです!!
先程までのお寺や家からも歩いてすぐですね!
そんな感じで、ホーチミンという人、ベトナムの歴史を肌で感じることができた1日でした。ベトナムの新しい一面を見れて、これまたすごい楽しかったですね。
他にも色々と行っていない場所だけじゃなく、前に行ったことある場所も、今の自分はどう感じるのかわからないなと思いました。前にこの博物館に来た時とは全く違う印象と受けたので。
なので、また行ったことがある場所にも、今の自分で違う感じ方をしにいきたいですね。
また、世界が広がるんじゃないかな!!
それじゃあ、今日はこのへんで終わります。
んじゃ、またね〜