ベトナムは1ヶ月の給料が5万円で生きていける?
僕は、去年の10月にインターンシップでベトナム企業に来てから、月給は500$でした。なので、厳密には給料は5万5千円ほどですが、まあ5万円でも十分やっていけるし、キリがいいので5万とします。
そのことを、Twitter上で信じられない、そんなん生活できない。生活の詳細を知りたい、と言われたので、公開することにしました。
まじで5万円あれば、健康で文化的な生活を送れます。
生活の土台の費用、家賃、光熱費、水道代などを合わせて、一番高い真夏でも約2万5千円です。クーラーを使わない時期なら、約2万2千円です。(今は一番高い2万5千円で想定します。)
つまり、自由に使えるお金は現時点で残り2万5千円ですね。
ここで、みなさんが気になるのは食費でしょう。食費の余りが真の自由に使えるお金になるからです。
だから、今回は僕の1日の食事に密着してみました。
朝ごはん
まずは、朝ごはんから行きましょう。
僕の朝ごはんは、ブログを読んでくれている方ならお馴染みのこいつです!

ドネルケバブ!!!
これが、めっちゃ美味しくてボリュームたっぷりだから、もうやめられないんですよ。
ほぼ毎朝食ってる、僕のルーティンフードです。

これを会社に持って行って、自分の席でニュースとか漫画を見ながらケバブを食うのがたまらんのです。
お肉と野菜たっぷりで、卵も入った栄養満点の朝ごはんです。
これがお値段20Kドン(約100円)です。
お昼ご飯
続きまして、お昼ご飯です。
お昼ご飯も、僕の常連の店です。一年間ずっと行ってるので、店員さんとも仲良し。
いつも、たいきたいきと絡んで来てくれます。

こんな感じのローカル定食屋です。ローカルの店の中では綺麗な店で、清潔なことで有名です。
このたくさんのおかずから、自分の食べたいものを選ぶのです。
肉・魚系が3種類、野菜を選びます。そして、ご飯とスープ、浸け野菜が付いて来ます。

(写真撮る前にちょっと食べちゃった笑)
これが美味しいんよ。めっちゃ美味しいです。野菜も毎日違った野菜をたくさん食べることができるので、健康的にもいいです。
ご飯もおかわり自由なので、腹一杯食べることができます。
これで、40Kドン(約200円)です。
夜ご飯
夜ご飯は会社の近くのカフェレストラン。

今日はチャーハンの気分なので、チャーハンを食べます。

野菜たっぷり具沢山のチャーハンです。
ボリュームも満点なので、お腹いっぱいで大満足の品です。
これで、お値段が35Kドン(約170円)です。
つまり、今日1日の三食で95Kドン(約480円)です。正直もっと安い日もあるくらいです。
なので、1日500円の食費くらい普通なんです。しかも、別に節約してるわけじゃなくて、お腹いっぱい美味しいものを食べて満足してます。
そうなると、1ヶ月で1万5千円が食費の平均ラインです。つまり、1万円は余るわけです。
1万円もあれば、週一回くらいちょっと高い日本料理屋に行く余裕もあるし、遊びに使うお金もベトナムなら十分です。
むしろ、僕はこの一年、給料がずっと余ってました。
これが学生のリアルな生活です。
もちろん、飲みに行ったり、遊びに行きまくったら、絶対にもたないでしょうけどね。
ちなみに、僕はこの一年はこの5万円の給料でよかったと思ってます。
贅沢や無駄遣いをすることなく、足るを知ることができたからです。
そして、お金なんてなくても、毎日幸せで楽しく生きていけることがわかったからです。お金より大事なことを身を以て知れたのは、本当によかったです。
駐在とかで、ベトナムに来たおじさんたちには、この慎ましくて、暖かいベトナムのリアルな暮らしを知ることはできないんでしょうね。これこそが、ベトナムの魅力でもあるのに。
以上、ベトナムの学生のリアルな食生活でした。
そして、今ベトナムにインターンで行きたいけど、給料のことで迷ってる方は、安心してください。5万円で十分です。むしろ、いっぱいもらってるおじさん達よりも、リアルで豊かなベトナムの生活を体感できますよ。
給料が5万円ということについて
給料が5万円は安い、自分を安売りするな、騙されているとかいう声を聞きました。
僕は、5万円が安いとは思わないですよ。
逆になんで日本人の学生が、ベトナムという地でそんなにいっぱいもらえると思ってるんですか?そもそも、日本人だったら給料は高くて当たり前って考えはおかしいんじゃないですか?
ここは、ベトナムです。ベトナムの企業にとって、その人材がどれくらい価値があるのかで給料は決まるわけです。そして、給料の相場もその国の市場に準じます。
つまり、あなたが、ベトナムで5万円で働いている人と同じだけの価値がある人材なんですか?ってことです。
ベトナムで5万円の給料は、新卒でもなかなかもらえないですよ。そもそも、新卒の給料は平均3万円と言われています。
ベトナムで給料を5万円出せば、優秀な若いエンジニアを採用できます。
つまり、インターン生に対して5万円出すということは、優秀な若いエンジニアと同じ待遇ということです。これは、全然安くないでしょ。むしろ、いい待遇やと思いますよ。
だって、インターン生なんてしょうみ雇ってみるまで、使えるかどうかも分からないやつなわけですからね。しかも、数年間働き続ける訳でもなく、1年とか短期で帰ってしまう。もちろん、企業も優秀だったら給料は上げてくれるでしょう。それは、働いてから交渉すればいいんです。僕は、初めの段階で5万円はちょうどいいと思いますよ。
ちなみに、僕は今月分の給料からは上げてもらいました。
今年一年の活躍がちゃんと評価された結果、給料は日本人の新卒現地採用の平均以上はもらうことができます。インターン生でも、ちゃんと評価してくれる企業に行けば、それくらいちゃんともらえるんです。
まあ、それでも無駄遣いはしないですけどね。相変わらず、こんな生活を続けてると思います。お金は有意義に使います。
そんじゃ、今日はこの辺で。
さよなら〜